2018年08月28日
日本チェンバロ協会 例会2018年度 第3回 「日本のチェンバロの歴史は関西から始まった!」昭和初期の音源 蓄音器コンサート& レクチャー
テアトル・ラモーにて、日本チェンバロ協会 例会2018年度 第3回
「日本のチェンバロの歴史は関西から始まった!」
~昭和初期我国でのチェンバロブームを検証する~
が、2018年10月6日に開催されます。
昭和11年、神戸在住のスイス人レネ・フランクが日本初と思われるチェンバロをドイツから
入手し関西で演奏活動を始めました。そしてその後京都の中瀬古和が日本人初の
チェンバロ奏者として舞台に上がり、続いて大阪の永井静子もラジオに出演します。
昭和16年には日本初の本格的チェンバロ奏者エタ・ハーリッヒ=シュナイダーは来日直後
にオケを率いて京阪神3か所でリサイタルを開催、9月には大阪の相愛女専の教師に就任
します。また昭和16年末には早くも伊丹のピアノ工場の片隅でクラヴィコードも製作された
ようです。
このように当時関西では東京を凌駕する熱いチェンバロブームがあったと思われます。
今回は当時の貴重な資料とレコードを使い昭和初期の関西でのチェンバロブームを検証
いたします。
1930年製の蓄音器で約90年前の演奏を生々しく再生いたします、
開演前(12時~14時)に蓄音器レコードコンサートも開催予定!
チェンバロ以外の多彩なジャンルの歴史的名演をお聞かせする予定
リクエストもOK 出入り自由
特集内容
+ 昭和7年オーストリアのグループが大阪にチェンバロを持って来て演奏
+ 昭和12年4月に神戸にあるチェンバロがコンサートに登場
+ 昭和12年7月24日大阪で日本最初のチェンバロ主役のコンサートが開催
+ その大阪のコンサートで日本人が初めてチェンバロ演奏を披露
+ 昭和13年日本人2番目の奏者が大阪のラジオでチェンバロ演奏を披露
+ 昭和16年7月世界的チェンバロ奏者エタ・ハーリッヒ=シュナイダー京阪神でリサイタル
+ 昭和16年9月エタ・ハーリッヒ=シュナイダー 大阪相愛女子専門学校に赴任
+ 昭和16年伊丹のピアノ技術者が日本初のクラヴィコードを試作
など色々なエピソードを紹介の予定
大型蓄音器を使ってチェンバロや古楽器の歴史的名演を紹介
蓄音器 英国EMG社 Mark Ⅸ 1930年製
紹介するレコード
+ 日本で最初に発売されたチェンバロ演奏(ランドフスカ)
+ 初めて来日した世界的チェンバロ奏者エタ・ハーリッヒ=シュナイダーの演奏
+ 戦前に多数紹介されていたオリジナルチェンバロの演奏
+ 古楽復興初期の人気スターの演奏
などを予定
12時~14時の蓄音器コンサートではクラシックからジャズまで多彩なジャンルを演奏予定
2018年 10月6日(土)
蓄音器コンサート 12時~14時
レクチャー 15時 開演 (14時半 開場)
会場 テアトルラモー
兵庫県神戸市灘区深田町1-1-11 ハニービーガーデン 地下1階
JR神戸線 「六甲道駅」 徒歩5分
入場料 日本チェンバロ協会 協会員 学生会員 無料
協会サポーター 1000円
一般 2000円
一般・学生 1000円
講師プロフィール
梅岡 俊彦 兵庫県出身。ピアノ調律工房勤務時代からチェンバロに興味を持ち1985年
に独立。日本だけでなく海外の工房や博物館を訪れ独学で技術を習得、現在
は東京と神戸に工房を持ち、各種タイプのチェンバロに加えてフォルテピアノ、
ポジティフオルガンなど10数台の楽器を携え国内外の数多くの演奏家の
コンサートに楽器を提供し、調律で参加。
近年は日本の古楽史の調査研究に取り組む。
ご予約 お問合せ 梅岡 umeoka-gakki@nifty.com
日本チェンバロ協会 例会係 cembalo_events@yahoo.co.jp
第35回(10月)例会申込 とタイトルに明記の上送信してください。
こちらでも予約可能です
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主催 日本チェンバロ協会 協力 テアトルラモー